2020.01.30

市販薬購入情報

ヘパリン類似物質配合の市販薬を使ってみました<クリーム編>

保湿作用を持ち乾燥や肌荒れに効果が期待できる「ヘパリン類似物質」。ドラッグストアなどで購入できる市販薬の特徴や使用感を紹介します。

1. クリームタイプの市販薬の紹介

今回は市販薬のなかで保湿効果に優れたクリームタイプの商品について、特徴や実際に使ってみて感じた使用感、使用に向いている症状などを紹介します。

※商品の特徴や使用感はライター個人の感想です。
 この記事に関する製造販売元への問い合わせはお控えください。
 また、使用感には個人差があります。

 

1.1「ヒフメイド油性クリーム」

「ヒフメイド油性クリーム」は、処方薬の「ヒルドイドソフト軟膏」と同じ油性タイプを市販薬で初めて採用した商品です。クリームの水分が蒸発しにくいため使用後も長時間うるおいを保ちます。

商品名 ヒフメイド油性クリーム
内容量 50g
販売元 ジャパンメディック株式会社
小売希望価格 1,980円(税込)
有効成分(100g中) ヘパリン類似物質…0.3g
使用感

柔らかいバターのようで、べたつかずしっとりしています。

(参照:ヒフメイド公式製品サイト
(参照:ヘパリン類似物質油性クリームの「油性クリーム」ってなに?)

 

1.2 「ピアソンHPクリーム」

「ピアソンHPクリーム」は水性タイプのクリームです。ヘパリン類似物質が持つ保湿成分、血行促進作用、抗炎症作用が肌を保護しバリア機能を修復します。

商品名 ピアソンHPクリーム
内容量 50g (チューブ)/100g (ジャー)
販売元 新新薬品工業株式会社
小売希望価格 50g 1,078円(税込)
100g 1,958円(税込)
有効成分(100g中) ヘパリン類似物質…0.3g
使用感

こってりとして、なじみやすくべたつきません。

 

1.3 「HPクリーム」

「HPクリーム」は水性タイプのクリームです。赤ちゃんにも使え、しもやけ・あかぎれなどのヒリヒリ肌、粉をふく乾燥肌でもしっかりと保湿し、肌を正常な状態へと導きます。

商品名 HPクリーム
内容量 25g/60g
販売元 グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社
小売希望価格 25g 1,341円(税込)
60g 2,494円(税込)
有効成分(100g中) ヘパリン類似物質…0.3g
使用感

のびがよく、みずみずしい使い心地です。

(参照:HPシリーズ公式製品サイト

1.4 「ヘパソフトプラス」

「ヘパソフトプラス」は水性タイプのクリームです。ヘパリン類似物質以外にかゆみを抑える成分や肌の修復を促進する有効成分を配合しています。

商品名 ヘパソフトプラス
内容量 50g (チューブ)/85g (ジャー)
販売元 ロート製薬株式会社
小売希望価格 50g 1,210円(税込)
85g 1,760円(税込)
有効成分(100g中) ヘパリン類似物質…0.3%
パンテノール…1%
ジフェンヒドラミン…1%
クロタミトン…5%
使用感

すーっと肌になじみ、しっとりとした使い心地です。

(参照:ヘパソフト公式製品サイト

2. 紹介した市販薬の比較とおすすめの使用法

どの商品もヘパリン類似物質の効果は同じですが、ひどい乾燥には油性タイプ、全身の保湿には水性タイプ…といったように、使いたい部位や困っている症状によって使い分けることができそうですね。

  ヒフメイド ピアソンHP HPクリーム ヘパソフト+
タイプ 油性 水性 水性 水性
のびのよさ
おちにくさ
使いやすい部位 手、顔など かかと、ひじなど 全身 手足、背中など
こんな症状に 一部のひどい乾燥 一部の気になる乾燥 全身の乾燥、乾燥予防 痒みやかきむしる乾燥

 

3. まとめ

今回はクリームタイプのヘパリン類似物質配合市販薬をご紹介しましたが、商品によってことなる特徴があることがわかりました。季節や用途によって使い分けもでき、自分に合った商品を見つけることができそうですね。

 

へパペディアは、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

この記事を監修したアドバイザ

へパペディア 編集部

へパペディア編集部では、運営会社であるジャパンメディック株式会社の企画開発部メンバーなど、薬の専門家が記事の監修や執筆を行っています。