2020.01.30

市販薬購入情報

ヒルドイドの有効成分ヘパリン類似物質を含む市販薬にはどんなものがあるの?【2024年11月更新】

優れた保湿効果をもつヘパリン類似物質。ヘパリン類似物質を含む医薬品にはどのようなものがあるのでしょうか。ヘパリン類似物質が配合された市販薬を紹介します。

1. ヘパリン類似物質を含む市販薬にはどんなものがあるの?

ヘパリン類似物質は、市販薬にも処方薬と同じ量の配合がみとめられており、市販薬にも同じ量(100g中0.3g)のヘパリン類似物質が配合されています(*)。そのため、市販薬でも処方薬と同じ効果が期待できます。
*医薬部外品には同じ量のヘパリン類似物質は配合されていません。

ヘパリン類似物質が配合された市販薬の一部を紹介します。

 

1.1 ヒルドイドソフト軟膏0.3%と似た特徴を持つ市販薬

マツモトキヨシ「ヒルメナイド」 油性クリーム

乾燥肌や角化症の改善し、肌本来の姿を取り戻します。50gタイプの他、80gの大容量タイプも販売しています。

(参照:マツキヨココカラ オンラインストア

ジャパンメディック「ホームメディック」アルフィーネクリーム

 

 

 

「ホームメディック」アルフィーネクリームは、処方薬の「ヒルドイドソフト軟膏」と同じ油性タイプの商品になります。医薬品に見えなないかわいいパッケージが特徴です。

(参照:ホームメディック公式製品サイト

 

1.2 ヒルドイドローション0.3%と似た特徴を持つ市販薬

マツモトキヨシ「ヒルメナイド」 ローション

matsukiyo ヒルメナイドローション | マツキヨココカラオンラインストア

ローションと銘打っていますが、実際はなめらかなミルク状のテクスチャーになります。
やわらかくのびのよい使用感で、優れた保湿力を有します。

(参照:マツキヨココカラ オンラインストア

大正製薬「へパリオ」ローション

ヘパリン類似物質に加えて、修復成分と血行促進成分が配合されたローション剤です。

健栄製薬「ヒルマイルド」ローション

容量120gの大容量タイプもあります。

1.3 ビーソフテンローション0.3%と似た特徴を持つ市販薬

マツモトキヨシ「ヒルメナイド」ローションライト

matsukiyo ヒルメナイドローションライト | マツキヨココカラオンラインストア

油脂成分を含まず、油っぽさを感じさせない「さっぱり」した使い心地のオイルフリーローションタイプのお薬です。

(参照:マツキヨココカラ オンラインストア

新新薬品工業「ピアソンHP」 ローション

血行を促進し、新陳代謝を高めることにより、かさついた肌を治療し、うるおいのある健康な肌へ導きます。

 

1.4 その他市販薬にしかない特徴をもつもの

ジャパンメディック「ホームメディック」アルフィーネミルクジェル

 

 

ミルクジェルタイプのお薬です。伸びがよく、広範囲にぬりやすいさっぱりとしたテクスチャーが特徴の商品です。

(参照:ホームメディック公式製品サイト

ライオン「フェルゼア」プレミアムHPバーム

薬)ライオン フェルゼアプレミアム HPバーム 10g【第2類医薬品】

ワセリンにヘパリン類似物質を配合したソフトバームタイプのお薬で、高い保湿力を発揮します。

マツモトキヨシ「ヒルメナイド」スプレー
matsukiyo ヒルメナイドスプレー | マツキヨココカラオンラインストア

医薬品ではめずらしいスプレータイプの商品です。背中など手の届きにくい部分にも使用しやすくなっています。

(参照:マツキヨココカラ オンラインストア

2. ヘパリン類似物質配合の市販薬は、おもにクリームとローションの2種類

ヘパリン類似物質配合の市販薬は多数ありますが、その形状は「クリーム」と「ローション」の2種類に分けることができます。「クリーム」と「ローション」の効能効果は同じですが、使用感や含まれる添加物が異なります。

(参照:ヒルドイドは市販で買えるの?ヘパリン類似物質が配合された市販薬を活用しよう)

 

2.1 クリームには油性タイプと水性タイプがある。

油性タイプはおもに「油」の性質を持ち、こってりと厚みがある感触で水に落ちにくいのが特徴です。
水性タイプはおもに「水」の性質を持ち、伸びやすくさっぱりした感触で、水で洗い落とせるのが特徴です。

(参照:ヘパリン類似物質油性クリームの『油性クリーム』ってなに?)

 

2.2 ローションには乳液タイプとクリアタイプがある。

乳液タイプは水性クリームよりも水分を多く含み、保湿力と伸びやすさをバランスよく兼ね備えた使い心地が特徴です。
クリアタイプは透明なローションで、べたつきも少なくさらりとした使い心地が特徴です。

 

3.処方薬と市販薬の違いは?

医薬品には病院で処方される「処方薬(医療用医薬品)」と、ドラッグストアなどで処方箋がなくても購入できる「市販薬」(「一般用医薬品」や「OTC医薬品」などともいう)があります。

処方薬とは、病院で処方される医療用医薬品のことをいい、主に病院などの医療機関の医師の診断と処方に基づき使用される医薬品です。効き目が強く、場合によっては重篤な副作用を引き起こす危険性がある為、医師が患者の症状や体質などに応じて使用を指示する必要があります。処方箋が無いと処方してもらう事はできません。

市販薬とは、薬局・薬店及びドラッグストアなどで処方箋が無くても購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)のことをいいます。様々な症状に適した市販薬があり、軽い病気の症状緩和などに活用できます。市販薬には自分で薬を選び、自分で健康管理を行うことができるというメリットがあります。

 

へパペディアは、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

この記事を監修したアドバイザ

へパペディア 編集部

へパペディア編集部では、運営会社であるジャパンメディック株式会社の企画開発部メンバーなど、薬の専門家が記事の監修や執筆を行っています。