上田 哲志UEDA SATOSHI

2003年 中途入社 リーダー
企画開発

入社から現在までのキャリア

工学系の基礎研究員をしていましたが、もう少し短いスパンで人の役に立ちたいという思いから当社に入社。入社当初は品質管理部で処方開発の仕事を担当し、翌年に企画開発部の立ち上げメンバーに選ばれ、それ以来ずっと企画開発部の仕事に携わっています。

品質を最優先するために、コストとスケジュールのマネジメント力も大事。

当社に入社してからこれまで、約20品目の企画から商品化までを手掛けてきましたが、成功した商品より失敗した商品の方が、より記憶に残っています。
以前、発売を目前に控えた時期に、開発していた製品の品質上の問題が発覚したことがあります。商品の開発段階では、お客様が商品をご購入いただいてから使用期限まで、時間が経過しても商品の品質が安定しているか、時間をかけて検証します。その商品は、一定期間が経過した後、品質の安定性に問題があることが分かりました。原因を特定し、改善はできましたが、商品の発売時期は当初の計画から遅れてしまいました。

当社が手掛ける虫刺され用のかゆみ止めや、乾燥による肌荒れ緩和の保湿剤などは季節商品といわれ、発売のタイミングが重要となるのでスケジュール管理が大切。高い商品も売れ辛いので、高価な薬剤を使わないなど、コスト管理も肝心です。しかし何よりも優先すべきなのは、やはり品質。お客様にご使用いただく商品の品質と安全性が最優先されます。企画開発では、品質で妥協しないために、「品質・コスト・スケジュール」のバランスをとるためのマネジメント力と決断力が必要です。
スムーズに発売に至る商品は一つとしてありませんが、だからこそ店頭に商品が並んでいるのを見ると「私たちの商品がお客様に届いている」という達成感があります。

当社ならではの乳化・分散・粉砕技術で、より良い商品を開発

当社の強みは何といっても一般用医薬品をカタチにする技術力です。本来混ざりにくいとされる成分も、当社の「乳化」「分散」「粉砕」技術によって合成することが可能なので、複数の症状を広く緩和できるような商品づくりが得意です。お客様のために少しでもより良い商品をお届けできることは、何よりもやりがいがあります。

ジャパンメディックでやり遂げたいこと

企画開発の仕事は、お客様の症状を緩和したり改善したりすることができる一方、人の体に作用するという大きな責任を伴います。これからもこの「責任」を感じながら、人に役立つ医薬品づくりに会社全体で真摯に取り組んでいきたいと考えています。